【全修。】第1話「始線。」あらすじ＆見どころ解説！異世界転生×アニメ制作の新感覚ストーリー

2025年冬アニメとして話題の『全修。』がついに放送開始！

第1話「始線。」では、新進気鋭のアニメ監督・広瀬ナツ子が、自身のコンテ作業中に意識を失い、気づけば子供の頃に夢中になったアニメ映画『滅びゆく物語』の世界へと転生してしまいます。

異世界転生ものとしては異色の「アニメ制作×バトルファンタジー」という要素が組み合わさった本作。初回エピソードでは、ナツ子がどのようにこの異世界に適応し、物語がどのように展開していくのかが描かれます。

本記事では、第1話「始線。」のあらすじ、キャラクター、見どころ、そして視聴者の感想まで詳しく解説します！

第1話「始線。」のあらすじ

アニメ業界を舞台にした異色の異世界転生アニメ『全修。』がついに幕を開ける。

主人公は、新進気鋭のアニメ監督・広瀬ナツ子。

彼女は、自らが夢中になった名作アニメ『滅びゆく物語』の世界へと転生し、思いもよらぬ戦いに身を投じていく。

天才アニメ監督・広瀬ナツ子、異世界へ転生！

広瀬ナツ子は、高校卒業後にアニメーターとなり、才能を開花させる。

瞬く間に監督デビューを果たし、初監督作品が社会現象となるほどの大ヒット。

業界内外から天才監督として称えられるが、次回作のテーマ「初恋」を理解できず制作が行き詰まってしまう。

そんなある日、コンテ作業中に意識を失い、目を覚ますとそこは子供の頃に夢中になったアニメ映画『滅びゆく物語』の世界だった。

『滅びゆく物語』の世界とは？

『滅びゆく物語』は、9つの国の勇者たち「ナインソルジャー」が世界の破滅を阻止するために戦うアニメ映画。

鬱々しい展開が特徴で、商業的には失敗したが、ナツ子にとっては人生を変えた作品だった。

その世界では、昆虫状の巨大生物「ヴォイド」が人類を滅ぼそうとしており、すでに8つの国が滅亡していた。

ナツ子は、アニメ制作の道具である「タップ」を使い、作画によって現実を変えることができる「アーニメーター」の能力を手に入れる。

彼女はこの世界で、物語の運命を変えることができるのか――？

主要キャラクター紹介

『全修。』の世界を彩る魅力的なキャラクターたち。

ナツ子を中心に、彼女と関わる個性豊かな仲間たちを紹介する。

それぞれの過去や立場が交錯し、物語に深みを与えていく。

広瀬ナツ子（CV.永瀬アンナ）

『全修。』の主人公にして、新進気鋭のアニメ監督。

22歳で監督デビューを果たし、初監督作品が大ヒット。

しかし、次回作の「初恋」をテーマにした作品の絵コンテが描けずに悩む中、異世界へ転生してしまう。

幼少期から大好きだったアニメ『滅びゆく物語』の世界に転生し、ヴォイドとの戦いに巻き込まれることに。

作画用タップを武器に「アーニメーター」の能力を駆使し、ナインソルジャーと共に戦う。

一見クールで合理的な性格だが、実は情熱家。

夢中になると周りが見えなくなり、周囲を巻き込んでしまうことも。

ルーク・ブレイブハート（CV.浦和希）

『滅びゆく物語』の主人公であり、ナインソルジャーのリーダー的存在。

勇者の家系に生まれ、幼い頃から戦いに明け暮れてきた。

明るく正義感の強い性格だが、ナツ子の突拍子もない言動に振り回されることもしばしば。

趣味は料理で、仲間たちの食事を作ることも。

ナツ子とは度々対立するが、次第に彼女の力を認めていく。

ユニオ（CV.釘宮理恵）

獣の国出身のナインソルジャーの一員。

見た目は愛らしいぬいぐるみのような姿だが、戦闘時には巨大な一角獣の姿に変身する。

お調子者で口が悪く、ナツ子のことを「黒毛」と呼んで小馬鹿にする。

しかし、内心では彼女の能力を認めており、ナツ子が窮地に陥った際には全力でサポートする。

メメルン（CV.鈴木みのり）

風の国出身のエルフで、ナインソルジャーの一員。

数百年の時を生きており、冷静沈着な性格。

戦闘では魔法の弓を使い、後方支援を行う。

その美しい見た目とは裏腹に、過去には大きな秘密を抱えている。

物語が進むにつれ、彼女の隠された過去が明かされていく。

見どころ＆注目ポイント

『全修。』は異世界転生とアニメ制作を融合させた斬新なストーリーが特徴。

主人公・ナツ子の特殊能力「アーニメーター」を中心に、映像美やバトルシーンの迫力も見逃せない。

本作の注目すべきポイントを詳しく紹介しよう。

ナツ子の「アーニメーター」能力とは？

異世界へ転生したナツ子が手に入れた「アーニメーター」の力。

これは、作画によって現実を改変し、物理的に世界に干渉できる特殊な能力だ。

彼女がタップを手に取り、机に向かって絵を描くと、その通りの現象が現実となる。

例えば、敵の動きを遅くするアニメーションを描けば、実際に敵がスローモーションのように動く。

しかし、作画の精度が低いと効果が弱まるなど、アニメーターとしての技量が試される場面も。

ナツ子の「アーニメーター」能力がどのように進化していくのか、物語の大きな見どころとなっている。

異世界×アニメ制作の新感覚バトル！

『全修。』の最大の特徴は、「アニメ制作」と「バトル」が融合している点。

ナツ子は、戦場で即興の作画を行い、描いたものを具現化して戦う。

たとえば、作画崩壊レベルの怪物を描いて敵を混乱させたり、フレーム単位で敵の攻撃を回避する動きを描いたりと、常識を超えた戦闘が展開される。

「アニメーターの技術が命を左右する」という設定は、これまでの異世界バトルアニメにはなかったユニークな要素だ。

また、ナツ子は『滅びゆく物語』の全シーンを覚えており、映画の展開を知っているがゆえに運命を変えようと奮闘する。

物語が進むにつれて、映画と異なる未来が生まれ、ナツ子自身も戸惑うことに。

「既存のストーリー」と「ナツ子の介入」によって、どのように物語が変わっていくのかが大きな見どころだ。

MAPPAの作画クオリティにも注目

本作の制作を手掛けるのは、話題作を次々と生み出しているMAPPA。

『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』などで圧倒的な作画力を見せつけてきたスタジオが、異世界×アニメ制作という難題にどう挑むのかが注目されている。

特に、ナツ子が「アーニメーター」の力を使うシーンでは、原画のタッチがそのまま映像に反映される演出が用いられており、作画技術の粋を集めた表現が楽しめる。

また、『滅びゆく物語』の世界はアナログなセルアニメ風の作画で描かれ、ナツ子の現実世界とのコントラストが際立つ工夫がされている。

緻密な作画、美しい色彩、流れるようなカメラワークが融合した映像美も、本作の大きな魅力だ。

ネット上の感想・評価

『全修。』の放送開始後、ネット上ではさまざまな感想が飛び交っている。

異世界転生×アニメ制作という独特なテーマや、MAPPAの高クオリティな作画が大きな話題に。

視聴者のリアクションや、過去の名作アニメとの共通点について見ていこう。

視聴者のリアクション

第1話の放送直後から、SNSや掲示板では多くのコメントが寄せられた。

特に、ナツ子の「アーニメーター」能力に対する驚きの声が多く、

「まさかアニメーターが異世界で作画して戦うとは…！」「アニメ制作をここまでバトルに落とし込む発想がすごい」といった意見が目立つ。

また、ナツ子のクセの強いキャラクター性も話題に。

「ナツ子の自己中心的なところがリアルなアニメ監督っぽい」「アニメ制作現場を知ってる人ほど刺さるキャラ」と、肯定的な意見が多い。

さらに、MAPPAの作画については、

• 「やっぱりMAPPAのアクション作画はすごい！」
• 「ナツ子が作画するシーン、アニメーターの手の動きが細かく描かれていて感動した」
• 「『滅びゆく物語』の作画が昔のセル画風で芸が細かい！」

といった感想が寄せられ、作画面でも高評価を得ている。

過去の名作アニメとの共通点は？

『全修。』は、そのストーリーや演出から、いくつかの名作アニメを彷彿とさせるとの声も。

特に挙げられるのは、『風の谷のナウシカ』と『新世紀エヴァンゲリオン』だ。

「『滅びゆく物語』の世界観がナウシカっぽい」「ヴォイドのデザインが巨神兵を彷彿とさせる」といった指摘があり、

「MAPPAの作画でナウシカみたいな世界が観られるのは熱い！」という期待の声もある。

また、ナツ子の異世界での葛藤や、物語のメタ的な構造からは、エヴァとの類似点を挙げる人も。

「ナツ子の『アーニメーター』能力って、シンジのエヴァ操縦と似たものを感じる」「メタフィクション的な要素がエヴァっぽい」といった意見も散見される。

さらに、ナツ子が絵コンテを描いて物語を変えていく展開から、今敏監督作品との共通点を指摘する声も。

『パプリカ』や『千年女優』のように、現実とフィクションが交錯する表現が、『全修。』の独特な魅力を際立たせている。

第2話「死守。」の予告＆次回展開

第1話では、広瀬ナツ子が異世界へ転生し、「アーニメーター」の力を手に入れた。

しかし、彼女が『滅びゆく物語』の世界に関与したことで、映画の展開とは異なる未来が動き出す。

第2話では、ナツ子が生き延びるために新たな決断を迫られることになる。

ルークとの確執と新たな試練

ナツ子は、最後の街の預言者バオバブ様に「ナインソルジャーへの加入」を持ちかけられる。

しかし、勇者ルーク・ブレイブハートは「異世界人に頼るわけにはいかない」と猛反対。

ナツ子とルークの間には深い確執が生まれ、チームワークに亀裂が走る。

そんな中、新たなヴォイドの大軍が街へと迫り、ナツ子は自身の能力を活かすために独断で動き出す。

だが、彼女の行動が原因で、街全体が窮地に陥ることに…。

最後の街を守るための決断

ナツ子は、現実に戻る方法を探すも、何の手がかりも得られない。

だが、彼女は映画『滅びゆく物語』のクライマックスで「最後の街」が再びピンチになることを思い出す。

もしこの世界が本当に映画通りなら、ここで街を守れなければ、すべてが終わる。

「もし現実に戻れないなら…せめて、この街を救う。」

ナツ子は覚悟を決め、ついに「アーニメーター」の力をフルに活用して戦いに挑む。

果たして、ナツ子の選択は街を救うことができるのか？

ルークとの確執はどうなるのか？

衝撃の第2話が、視聴者に新たな展開を見せる。

まとめ：『全修。』は新たなアニメの可能性を拓く？

『全修。』は、異世界転生とアニメ制作という意外な組み合わせを実現し、視聴者に新たな体験を提供している。

ナツ子の「アーニメーター」能力を駆使したバトルシーンや、フィクションと現実が交錯するメタ的な要素は、これまでの異世界アニメとは一線を画すものだ。

本作が描く「創作の力」は、アニメという表現そのものへの問いかけでもあり、多くのアニメファンに刺さるテーマとなっている。

また、MAPPAの圧倒的な作画クオリティも大きな話題となっている。

特に『滅びゆく物語』のパートでは、手描きのセルアニメ風の表現が採用され、作品全体に深みを与えている。

『進撃の巨人 The Final Season』や『呪術廻戦』を手掛けたスタジオならではの迫力ある映像は、今後の展開にさらに期待を持たせる要素だ。

物語はまだ序盤だが、ナツ子がどのように「この世界を描き直していく」のか、そして彼女自身が「初恋」というテーマをどう理解していくのかが、大きな見どころになっていくだろう。

『全修。』は、単なる異世界転生アニメではなく、アニメ制作そのものの魅力と苦悩を描く、異色のクリエイティブバトル作品として、新たな可能性を切り拓いていくに違いない。

今後の展開に注目しつつ、ナツ子の戦いを見届けよう！