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アニメ『ダンダダン』第17話「みんなでお泊まりじゃんよ」ジジ1/2と日常回の神演出!

『ダンダダン』第17話「みんなでお泊まりじゃんよ」は、戦いの興奮から一転して日常へと戻る“中休み回”でありながら、テンポのよい演出とジジの衝撃的な状態でファンの心を掴みました。

冷水で邪視、お湯でジジという「ジジ1/2」状態、再登場のドーバーデーモン親子、アイラのツンデレ全開など、笑いと緊張感が同居した神回です。

この記事では、ジジの危機と日常の回復、鬼頭ナキの正体、そして「家族としての絆」が描かれた第17話のあらすじ・見どころ・感想を徹底解説します。

この記事を読むとわかること

  • ジジの“冷水で邪視”という異常体質の仕組みと影響
  • お泊まり回に潜む笑いと不穏が交錯する演出の妙
  • 鬼頭家とナキの正体に迫る新たな伏線の登場

ジジは今どうなってる?冷水とお湯で変身する「ジジ1/2」状態とは

第17話「みんなでお泊まりじゃんよ」は、前回の激戦の余韻を引きずりながらも、日常に戻ったかのような雰囲気で始まります。

しかし、物語の中心に据えられていたのは、ジジの異常な体質変化でした。

“冷水で邪視、お湯でジジ”に変化する通称「ジジ1/2」状態が描かれ、視聴者を驚かせると同時に笑わせてくれました。

お湯でジジ、冷水で邪視にチェンジ!その仕組みと今後の不安

ジジが人体模型・太郎から外れ、戻ってきたと思ったのも束の間。

なんとお湯をかけるとジジ、水をかけると邪視になるという、まるで『らんま1/2』を彷彿とさせる“変身体質”が発覚します。

おでんの熱でジジに戻るという展開は意表を突き、アニメ内でも「やぱぱーやぱぱーいんしゃんてん〜」と懐かしの主題歌を口ずさむ演出に、SNSは大盛り上がりでした。

しかしこの奇抜な設定は笑いだけでは終わりません。

ジジの精神が安定しているのはあくまで“温かい状態”に限られ、冷たいものが触れれば即座に邪視へと切り替わる危険が常に付きまといます。

まさに「笑えないギャグ」として描かれ、物語の不安定さを象徴する存在となってしまいました。

日常生活に潜むリスク、醤油一滴で邪視が出現⁉︎

そして衝撃的だったのが、“醤油一滴”で邪視に戻ってしまうという事実。

温度の低い調味料がジジの体に触れたことで、突如として邪視が出現し、ちゃぶ台を返して家を破壊する大惨事が発生します。

「もはや常温の水でもアウト」「水滴付きのコップも持てないのでは?」という視聴者の考察が飛び交い、“ジジ1/2問題”の深刻さが浮き彫りとなりました。

この事件により、ジジの存在は癒しではなく“未処理の爆弾”として物語の中に据えられたことになります。

いずれは完全なお祓いによる除霊を目指す形になると思われますが、それまでの過程が簡単ではないことは、この回で明確になりました。

ギャグ演出で包みながらも、根底に不穏を残す構成は、『ダンダダン』らしい緻密な脚本の妙といえるでしょう。

ジジを巡る星子とモモたちの対策会議

「ジジ1/2」状態の深刻さが明らかになったことで、星子を中心とした緊急の“対策会議”が開かれます。

星子・モモ・オカルン・アイラらが集まり、今後ジジをどう扱うかを話し合う展開は、緊張感とコミカルさが絶妙に交錯する名シーンとなりました。

邪視という“神格的存在”との向き合い方に迫るこのシーンには、物語の根幹に関わる重要な伏線も数多く含まれています。

星子の謝罪と監視下の提案、お祓いには“囃子”が必要?

会議の冒頭、星子がジジの保護・監視について正式に謝罪し、改めて事態の深刻さを全員に共有します。

そのうえで、ジジの安全を確保しながらも日常生活を維持する方法として、“監視付きの共同生活”という案が提示されました。

また、ジジを完全に除霊するためには、強力な手段である「囃子(はやし)」によるお祓いが必要であると星子は語ります。

ここで視聴者の印象に残ったのが、セルポ星人が囃子として登場するコミカルなイメージ演出

実際には彼らは本物ではありませんが、映像としての遊び心と世界観の拡張が見事に噛み合っており、視聴者を楽しませつつも情報を伝える演出として非常に秀逸でした。

邪視は神格的存在…成長すれば手がつけられない⁉︎

さらに、星子の解説によって明らかになるのが、邪視は“成長する存在”であるという事実。

今のところはジジの中に留まっているものの、もし完全に意識を支配されてしまえば暴走が止められなくなるとの見解が示されました。

特に、「神格に近づくほど、人間の手には負えなくなる」という星子の言葉が強烈な警鐘として響きます。

モモもまた「醤油一滴であんなになるんじゃ、日常なんて無理じゃん!」とツッコむように言いながらも、仲間としてジジを見捨てない姿勢を貫いています。

そのためにも、星子が手配する“本物の囃子”の登場が、今後の物語の鍵になることは間違いありません。

この“対策会議”のシーンは、ギャグだけでなく「家族としてジジと向き合う」決意が込められた、感情的にも重要な局面でした。

アイラ参戦!モモ宅で繰り広げられる“お泊まり日常回”

第17話の中盤では、物語が一転してほのぼのとした雰囲気に。

そこに現れたのが、2期初登場となるアイラです。

ジジ問題で揺れる中、モモの家でのお泊まり会がスタートし、高校生たちの微妙な距離感や心の動きが丁寧に描かれていきます。

クラスで孤立するアイラとモモの友情シーンが尊い

口が悪く、態度も強めなアイラですが、実はクラスでは孤立しがちな存在

その心の隙間を埋めるように、モモとのやりとりが描かれる今回のシーンでは、ぶつかり合いながらも築かれていく友情が印象的でした。

特に、みんなが邪視の話で盛り上がっている中で、チキチータと遊んであげるアイラの姿に、「子ども好きなんだ…」という新たな一面が垣間見えます。

視聴者からも「アイラのギャップかわいい」「不器用な優しさが沁みる」といった声が続出し、ツンデレな彼女の魅力が再評価されることとなりました。

モモとの関係性も、ただのケンカ友達から“対等な仲間”へと進化しつつあり、このお泊まり回が持つ感情の深みを加速させています。

アイラとオカルンのツンデレコンビが“お泊まり”に同意

さらに注目すべきは、アイラとオカルンという“非モモ同士”の掛け合い

互いに言葉を選ばずぶつかる2人ですが、会話の裏には少しずつ信頼が芽生えていることが伝わります。

お泊まり会という非日常空間の中で、普段見せない表情や気遣いが垣間見える構成も、脚本の巧みさを感じさせる要素でした。

結局、ジジの問題を“家族ごと”として受け入れる形で、全員がこの空間に滞在することを選ぶという展開に。

おでんやもんじゃ焼きを囲むシーンでは、会話もテンポも軽やかで、まるで青春群像劇のような温かさが漂っています。

シリアスとギャグの中に、“日常の優しさ”がきちんと描かれるのは、『ダンダダン』ならではの魅力です。

日常に戻るはずが…食卓に潜む新たな邪視の脅威

おでんと笑いに包まれた穏やかな食卓シーンも束の間、再び“邪視の脅威”が日常に侵入してきます。

第17話は一見すると平和な日常回でありながら、ちゃぶ台を返すような不穏なラストで視聴者を震撼させました。

食卓こそが日常の象徴であるからこそ、そこに忍び寄る邪視の再登場は非常にインパクトのある演出です。

和やかな空気に突如登場、ちゃぶ台返しのラストに緊張

笑い声が響く食事シーンの最中、ほんの一滴の“醤油”がジジの体に触れ、突如として邪視が覚醒。

ちゃぶ台をひっくり返すようにして暴れ出す姿に、視聴者もキャラたちも凍りつきます。

「あんなに穏やかだったのに!」「日常回だと思って油断してた!」という声がSNSでも多数見られました。

特に、オカルンがソースと醤油を間違えるという些細なミスから事態が急変する展開は、「何気ない一瞬が命取り」というホラー的緊張感を演出する見事な脚本でした。

このシーンをもって、視聴者は“ジジ1/2”が完全にコメディで終わる設定ではないと実感させられます。

ジジが太郎から外れる!? 続く日常の中に潜む危機

さらに気になるのが、ジジが太郎から完全に外れた状態で、自己を保てるかどうかという点です。

一見すると日常生活に戻れているようでいて、ジジが“人間”に戻った保証はどこにもありません

星子の言葉通り、「成長する邪視」がジジの中でどれほど進行しているかは未知数であり、今回の暴走はほんの序章に過ぎない可能性も。

また、食卓という誰もが油断する場面で起きた事件だからこそ、「日常」と「非日常」の境界がより曖昧に描かれ、不安定な世界観を強調する構成になっています。

「一滴の醤油」で暴走するという設定は、笑って済ませられない緊張感の象徴でもあり、物語は次なる展開へ向けて大きくうねり始めました。

鬼頭家の真実とナキの正体、ついに明かされる“地底人”設定

物語の核心に迫る伏線がついに動き出す中で、第17話では鬼頭家の真実とナキの正体に言及される場面が描かれます。

コミカルで日常的な流れの中に潜む重大な情報開示が、視聴者に新たな緊張を与える展開となりました。

“地底人”という衝撃の設定が持ち込まれることで、物語は再びミステリーとホラーの領域へと戻っていきます。

ニュースで鬼頭呪一等逮捕、ナキは逃走中!

食卓のTVから流れるニュースによって、鬼頭呪一等の逮捕が報じられます。

このことで、鬼頭家がただの怪しい家系ではなく、“国家規模の何か”と関わる存在である可能性が浮上。

一方、ナキは依然として逃走中であり、その居場所や目的も不明のまま。

この事実により、「日常」から一転して「国家級の陰謀」へと物語が加速する予感が強まりました。

また、鬼頭家の秘密に絡んでくる“地底人”というワードも初登場し、視聴者の間では「えっ地底人ってマジ?」「地球の裏設定が濃すぎる」と混乱と期待の声があふれました。

顔面皮剥ぎの演出が話題に…ホラー演出の原典は?

そして注目を集めたのが、鬼頭ナキの“顔面皮剥ぎ”シーンです。

これは視覚的インパクトもさることながら、ホラー演出としての完成度の高さが光る場面でした。

原作以上にグロテスクかつ粘着質に描かれたこの演出には、ホラー映画好きの視聴者から「サイコ的演出が震える」「エイリアンと地底人のミックス感ヤバい」といった感想が多数。

一部ファンの間では、「この描写、某スラッシャー映画へのオマージュでは?」という考察も飛び交っており、制作陣の“遊び心と狂気”のバランスが高く評価されています。

このナキの“真の姿”は、人間の皮をかぶって生きていた異質な存在であり、今後の脅威の象徴として物語に再び絡んでくる可能性は濃厚です。

日常の裏側にある異形の存在という設定は、『ダンダダン』の異界ファンタジー性をより濃く印象づけました。

ダンダダン第17話「みんなでお泊まりじゃんよ」のまとめ

第17話「みんなでお泊まりじゃんよ」は、前回の戦闘回から一転して、キャラクターたちの日常と感情にフォーカスした構成となりました。

しかし単なる“中休み”に終わらず、ジジの「1/2体質」や鬼頭家の裏設定など、次回以降に続く伏線が多数張り巡らされています。

笑いと不穏が絶妙に混ざり合う構成は、まさに“ダンダダン節”とも言える完成度でした。

緩急ある構成で笑いと不穏を両立した秀逸な日常回

今回の物語は、日常ギャグ×伏線ホラーの絶妙なバランスで成り立っています。

オカモモのいちゃいちゃやアイラの意外な優しさなど、心が和む要素が満載でありながらも、一滴の醤油で家が破壊されるというシリアス展開がすぐそこに潜んでいます。

視聴者に「ずっと笑っていられない」「安心した瞬間に不穏が来る」という緊張感を与え続ける構成が、物語全体に張りつめた空気感をもたらしました。

また、実写で描かれた食事演出や、らんまネタを盛り込んだジジの変身ギャグなど、アニメならではの遊び心も随所に光りました。

まさに、“観ていて飽きない30分”が体現された日常回と言えるでしょう。

「囃子でお祓い」へ、次回以降の展開にも注目!

物語は次回、第18話「家族になりました」へと続きます。

星子が口にした「囃子による本格的なお祓い」がどのように描かれるのか、非常に注目が集まっています。

また、逃走中のナキや、ジジの変身体質の対処など、伏線がどのように回収されていくかにも期待が高まります。

「家族になりました」というタイトルが意味するのは何なのか?

ジジとの絆か、仲間全員の関係性の再定義か――その答えを見届けるためにも、次回も絶対に見逃せない1話になるでしょう。

この記事のまとめ

  • ジジが冷水で邪視に変身する“ジジ1/2”体質が判明
  • 日常とギャグの中に潜むシリアスと不穏な伏線
  • 星子が語る“囃子によるお祓い”の必要性とその意味
  • 醤油一滴で邪視覚醒、日常生活に潜む危機が露呈
  • アイラとモモの友情、お泊まり会での関係性の進展
  • 鬼頭家に関する重大情報と“地底人”設定が明かされる
  • ナキの顔剥ぎ演出でホラー要素が一気に加速
  • 次回「家族になりました」での絆の描写に期待
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