2025年7月の放送開始を控え、全国で開催された『CITY THE ANIMATION』の先行上映会は、原作ファン・アニメファンの注目を集めました。
中でも話題をさらったのが、マスコットキャラクター「マカベェ」の登場と、豪華スタッフ・キャストによる舞台挨拶です。
この記事では、先行上映会の見どころや実際に観覧したファンの感想、マカベェとのグリーティングの様子まで、詳しくレポートします。
- 『CITY THE ANIMATION』先行上映会の注目ポイント
- マカベェ登場や舞台挨拶などイベントの盛り上がり
- アニメ第1〜3話の感想と原作再現度の魅力
マカベェ登場で会場が大盛り上がり!その様子とは
先行上映会の会場で観客の視線を一気に集めたのが、「洋食マカベ」のマスコットキャラ、マカベェの登場です。
登壇イベントの合間に突如現れたマカベェは、その存在感とコミカルな動きで会場を爆笑の渦に巻き込みました。
その人気ぶりは、まさに『CITY THE ANIMATION』らしい“意味不明だけど面白い”演出の象徴とも言える瞬間でした。
グリーティングでの反応とフォトセッション
イベントの冒頭にはマカベェによるグリーティングタイムが設けられ、観客一人ひとりに丁寧に対応する姿が印象的でした。
握手やハイタッチはもちろん、ポージングまで完璧な“おもてなし”ぶりで、来場者の多くがカメラを構えて笑顔を向けていました。
特に小さなお子様連れのファミリー層からは「こんなに間近で触れ合えるなんて!」と感激の声が多数。
撮影コーナーには列が絶えず、SNSにも次々と「#マカベェとグリーティング」の投稿が並びました。
マカベェ発注ミスVer.の再現にファン歓喜
さらに大きな反響を呼んだのが、原作でも強烈な印象を残した“発注ミスVer.マカベェ”のサプライズ登場です。
アニメPVでも早速登場して話題となったバージョンですが、まさか実物大で見られるとは予想外。
異様にたくましい筋肉、どこか不自然なプロポーション、そして謎にハイテンションな動きに、会場中がざわつきと笑いに包まれました。
「狂ってるけど愛おしい」「実写で再現するな」など、ファンの感想も個性爆発。
まさに『CITY』らしい、混沌と笑いが共存する瞬間でした。
先行上映で披露された第1〜3話の感想
『CITY THE ANIMATION』の先行上映では、第1話から第3話までが特別に公開され、多くの観客がその仕上がりに驚きと感動の声を上げました。
原作ファンだけでなく、アニメ初見の観客からも「想像以上に面白い!」という反応が多く寄せられており、京アニならではの演出力の高さが光りました。
それぞれのエピソードが独立していながらも、キャラクターたちの魅力と町の雰囲気が一貫して描かれており、シリーズへの期待が一気に高まりました。
原作の雰囲気を忠実に再現した演出
あらゐけいいち氏の原作漫画『CITY』の世界観を再現するにあたり、演出の精度とこだわりは並々ならぬものでした。
背景の美しさと緻密な動きが、シュールで勢いのあるギャグを絶妙に引き立てているのが印象的です。
たとえば第1話では、ゆるやかな日常から突如はじける非日常感の演出が効果的に配置されており、観客を一気に作品世界へと引き込みました。
加えて、静と動の緩急をつけたテンポの良さが、「CITY」という作品の面白さを倍増させています。
初見でも楽しめるギャグとキャラの魅力
原作未読の観客にも大きな支持を得たのが、テンポの良いギャグ展開とキャラの立ちっぷりです。
南雲ゆな、和田マイ、長谷川チカといった主要キャラが織りなす“やりすぎなくらい自由な日常”に、多くの笑いが巻き起こりました。
特に長谷川チカの理不尽なツッコミやマイの天然っぷりは大ウケで、アニメならではの動きと声の魅力が最大限に活かされています。
また、「何も知らなくても爆笑できる!」という感想がSNSに多く見られたことからも、初見層への配慮が随所に見られる構成だったことがわかります。
全3話を観終わった後には、「続きが早く観たい!」という声があちこちから聞こえてきました。
MOVIX京都ではスタッフが舞台挨拶に登壇
京都アニメーションの地元・京都で行われた先行上映会では、ファン待望のスタッフによる舞台挨拶が実現しました。
本作の監督・石立太一氏とキャラクターデザイン・総作画監督の徳山珠美氏が登壇し、制作の裏側やこだわりを語る貴重な機会となりました。
アニメづくりの“現場の声”が直に届けられ、観客たちは終始熱心に耳を傾けていました。
石立太一監督が語る制作秘話
石立監督は、前作『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とのギャップを自ら笑いながら語り、「今回はとにかく“笑わせる”ことに全力を注ぎました」と話していました。
“静”と“緻密さ”で魅せる前作に対し、今作では“勢い”と“間”が勝負と明言し、シーンごとのタイミング調整にかなりの労力を割いたことを明かしています。
また、「アニメCITYの町が“バカなことを真剣にやってる”空気感になるよう、全スタッフが同じ温度で取り組んだ」と熱く語った姿に、会場から大きな拍手が送られました。
徳山珠美さんのキャラ作画へのこだわり
一方で徳山さんは、“動かしたときに面白くなるキャラクター設計”を徹底したと語りました。
南雲ゆなの無鉄砲さや、チカの困り顔など、動きや表情で笑わせる部分に特に力を入れたといい、「止め画ではなく“動くギャグ”を描きたい」という想いが込められているとのこと。
また、原作のあらゐけいいち氏とのやり取りについても触れ、「キャラが“生きている”と感じてもらえるよう、作画チーム一丸で挑んだ」と語りました。
観客からの質問にも丁寧に答え、現場の空気感が伝わる和やかな舞台挨拶となりました。
新宿ピカデリーでは豪華キャスト陣が登場
東京・新宿ピカデリーで開催された先行上映会では、人気声優陣によるキャストトークショーが実施され、会場は大きな熱気と拍手に包まれました。
登壇したのは南雲美鳥役の小松未可子さん、にーくら役の豊崎愛生さん、泉わこ役の石川由依さんという豪華な3人。
各キャラクターへの思いや収録時の裏話が次々に飛び出し、ファンにとってはまさに夢のような時間となりました。
小松未可子・豊崎愛生・石川由依が語る役作り
それぞれが演じたキャラクターの印象について、小松さんは「南雲は何を考えているか分からないところがあるけれど、そこがむしろ愛おしい」と語りました。
豊崎さんは、「にーくらの“とぼけた天然”を出すために、声の抑揚をあえてズラしたりした」とテクニックを披露。
石川さんは「泉わこはツッコミ役でありながら、どこか抜けていて面白い」と述べ、「アドリブを入れても誰も気づかないくらい混沌としてる」と笑いを誘っていました。
アフレコ現場の裏話と笑いあふれるトーク
キャストトークでは、アフレコ現場の様子が次々と明かされました。
「台本を読んでも意味が分からなくて、そのまま収録に入るのが当たり前だった」という小松さんの発言には会場から爆笑が。
また、「笑いを堪えるのが本当に大変だった」と3人が口を揃えて語ったほど、現場には常に笑いが溢れていたとのこと。
作品の世界観さながらの自由さと混沌がアフレコにも影響しており、「どこまでが演出で、どこからがアドリブか分からない」という発言も印象的でした。
最後には「この作品に関われて幸せ」という言葉で締めくくられ、観客も深く共感していた様子が印象的でした。
CITY THE ANIMATION 先行上映会を振り返って
全国5か所で実施された『CITY THE ANIMATION』先行上映会は、作品の世界観を直に感じられる特別なイベントとなりました。
各地で実施された舞台挨拶やグリーティング企画が、参加者にとってかけがえのない思い出となり、多くの感動と笑顔を生み出しました。
作品の持つ“シュールな笑い”と“真剣なふざけ”の魅力が、劇場という空間で共有された体験は、ファンの心に深く刻まれたことでしょう。
参加者のSNSでのリアクションまとめ
イベント後、SNSでは多くの参加者が感想を投稿しており、その反応は非常に好意的でした。
「マカベェのグリーティングが本気すぎて笑った」、「舞台挨拶のキャストが神だった」など、印象深いコメントが次々に拡散されていきました。
中でも「第3話のラストで不意に泣きそうになった」という声が多く見られ、ギャグだけではない感情の振れ幅の大きさが作品の魅力として語られています。
また、「何度でも見たい」「7月まで待てない!」というコメントが目立ち、期待度の高さがうかがえました。
今後の展開に期待が高まる感想多数
上映会では物語の序盤にあたる第1~3話が公開されましたが、ファンの関心はすでに今後の展開へと向けられています。
「このクオリティで最後まで突っ走ってくれるなら名作確定」という感想や、「この先もサプライズがあるに違いない」といった予測まで。
特に“意味不明だけど面白い”を極めた演出とキャラのバランスに、多くの視聴者が魅了されたことが分かります。
京アニ完全新作としての注目度も相まって、今後の展開や関連イベント、グッズ展開などに期待が高まるばかりです。
CITY THE ANIMATION 先行上映会と舞台挨拶のまとめ
全国5都市で開催された『CITY THE ANIMATION』の先行上映会は、作品の魅力を多角的に体感できる貴重なイベントとなりました。
各会場で異なる見どころが用意されており、ファンそれぞれにとって“忘れられない瞬間”があったはずです。
まさに、アニメ放送に先駆けたプロローグとして、最高の盛り上がりを見せました。
まず注目すべきは、マカベェのグリーティングによる体験型演出です。
“発注ミスVer.”のサプライズ登場はSNSを中心に大きな話題となり、イベントならではの臨場感を演出しました。
そして、MOVIX京都・新宿ピカデリーで実施された舞台挨拶は、制作陣・キャスト陣の生の声によって作品理解をより深める機会となりました。
また、上映された第1~3話は、原作の空気感を忠実に再現しつつ、アニメならではの動きと演出が融合したクオリティの高い内容でした。
原作ファンのみならず、アニメ初見の観客までも虜にする表現力は、京アニ作品ならではの強みといえます。
放送開始までの残り1ヶ月、ファンの期待は最高潮に達しています。
今後も関連イベントやグッズ展開など、新たな楽しみが待っていることでしょう。
『CITY THE ANIMATION』は、ただのアニメではなく、“体験するエンタメ”としてのポテンシャルを証明したと言っても過言ではありません。
- 全国で『CITY THE ANIMATION』先行上映会を開催
- マカベェの登場と“発注ミスVer.”に会場が爆笑
- 第1〜3話は原作再現度と演出の完成度が高評価
- MOVIX京都では監督・作画監督が制作秘話を披露
- 新宿ピカデリーでは豪華声優陣の裏話トークが好評
- SNSで「続きが観たい!」との声が続出
- ファンと作品の一体感を感じるイベントとなった
- 京アニ作品としての期待と注目度がさらに上昇